出版社内容情報
ベトナム戦争中,解放勢力の抵抗に対しアメリカは10年にわたり枯葉作戦を展開.枯葉剤の毒性はベトナムの兵士や民衆ばかりか加害の側のアメリカ兵にも悲劇をもたらした.化学兵器使用の犯罪性を告発する執念の写真ルポ.
内容説明
ベトナム戦争が終結して20年。当時解放勢力の抵抗に悩んだアメリカは、枯葉作戦で密林の消滅をはかった。枯葉剤に混入していたダイオキシンは強い発癌性や催奇形性をそなえ、化学兵器使用の悲劇はベトナムの民衆にとどまらず加害の側のアメリカ兵や韓国兵をも襲った。
目次
カマウの森
ベトナムで何が起きたのか
アメリカのベトナム帰還兵
参戦国・韓国兵の悲劇
戦争そしてダイオキシン
核印のベトナム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
25
併せてこちらは市の図書館本で。1995年の本で2001年3刷とあります。 先ほどの文庫とも重複しますが、枯葉作戦はそもそも日本に対して計画されていたことも出ていますし、ダイオキシン汚染が最も酷かったのはホー・チ・ミンルートを警備していた兵士で、ダイオキシンの毒性には放射能と同様、いわゆる閾値がないというのも出ています。 ズムウォルト提督、限界はありますが、まだ真っ当な元提督ですが、もうこういう人もいないでしょう。韓国等からベトナム戦争に参加した元兵士の後遺症も当然、あるだろうと思います。(以下コメント欄)2024/06/15
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