出版社内容情報
多数の人体実験をした細菌戦部隊,南京占領時の大量虐殺,死の重労働を強いた炭鉱や泰緬鉄道…….これら侵略の現場を今回初めて克明に写真撮影し,昭和史の消せない真実と戦争責任を問う.『清算されない昭和』の姉妹編.
内容説明
人体実験の731細菌部隊、南京占領時の大量虐殺、捕虜や労働者に死の重労働を強いた旧満州の炭鉱や泰緬鉄道…。これらの現場を外国人として初めて克明に写真撮影し、昭和史の消せない真実と未だ償いなき戦争責任を雄弁に証言する。いま国際的付合いをする上で、教科書になかった“日本の自分史”にこだわりたい。
目次
『昭和史の消せない真実』関連図
15年戦争の傷痕を訪ねて
冒涜の大地(死臭のモニュメント=731細菌戦部隊;使い捨てられた労働者の墓標=万人坑;血海の都=南京大虐殺;枕木は見ていた=泰緬鉄道)
『昭和史の消せない真実』関係略年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
45
図書館の「戦争に関する」簡易展示にあった1冊。森村氏の1冊を思い出し、写真を目にするのが義務と感じ借りる。パラっと読み、再度、詳細に中野氏の記述を追う。3割ほどで些かネガな想いに。写真でも選集であれば、選者の色に染まるのは必至。子供の頃聞かなかった自虐史観という言葉が脳をかすめる。発刊は30年余前、Wikiで調べても中野氏、上羽氏の記述はほぼ無きに等しく、何だろうと言う想いと写っている事実が間違いのない事だけは判った。昭和史・・学生時代まで学んだことは玉虫色、禁、秘。赤木事件に至るまで「消せる」真実はない2021/08/09
がんぞ
3
「表紙に一番いい写真を使う」のは中華エロ本の鉄則、この本も人骨を露わにしてインパクトあるが捏造。書名も誇大で「真実」に迫るものではない。水道の蛇口のように吐き出される日本軍批判、加担する平和主義日本人。まずは時代が近い中越戦争、ポルポトへの支援(本当に人口の1/4を虐殺したらしい。自国民だからNoProblemか?)、朝鮮半島の対国連軍義勇軍を検証してはどうか?写真は「日本軍が証拠を隠蔽した」というので『復元』造成とか展示。証言は無意味(統計も危ういが)人口ピラミッドに共産党の失政の証拠は厳然と存在する2016/05/21
餅
1
自虐史観に貫かれた、読むに堪えない内容。気合いで読み切ったが、裏付けのない中国人の証言しか取り入れておらず、かなり苛々しながら何とか読破。対して、写真は見所が多くなかなか面白かった。2010/03/15
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- 和書
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