出版社内容情報
マクロ経済分析のデータ・ベースに関する国際標準として,国連が開発したシステムであるSNA(国民経済計算の体系)の発展過程をたどり,ひきつづき進められている改訂作業の要点を解説する.
内容説明
マクロ経済分析のデータ・ベースに関する国際標準として国連が開発したシステムであるSNA(国民経済計算の体系)の発展課程と、現在進められている改訂作業のエッセンスを、著者のこれまでの研究成果と、国連統計局長としてその改訂作業に携わった体験とに基づいて解説・論評したもの。マクロ経済統計のみならずミクロ経済統計の将来像を展望する。
目次
第1章 SNAの基礎構造
第2章 非市場サービスの生産とその分類
第3章 帰属サービスの類型と処理
第4章 国民勘定の不変価格表示と国際比較
第5章 SNAと福祉の測度
第6章 社会人口統計体系(SSDS)の展開とその帰結
第7章 社会指標の開発とその意義
第8章 マイクロ・データ・ベースの編成とその統合
第9章 ラグルス報告―提案と問題
第10章 SNA改訂の現状と動向