内容説明
母乳育児を望みながらも適切な情報と支援を得られず、つまずきや不安を感じながら子育てをしている女性は少なくない。母乳を取りまく環境を検討し、母親や支援者に役立つ授乳の基礎知識と最新の知見を解説する。
目次
はじめに―母乳で育てたい希望と現実
第1章 「出る」「出ない」ではない母乳育児
第2章 支援環境を整える必要性
第3章 「よい母乳」「わるい母乳」がある?
第4章 母乳と粉ミルク、それぞれの特徴
第5章 母乳から環境問題を考える
著者等紹介
本郷寛子[ホンゴウヒロコ]
1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校にてソーシャル・ワークの修士号を取得。一人目を日本で、二人目をアメリカで出産して母乳で育てた体験をきっかけに、母乳育児を取りまく環境と支援の重要性を実感。95年、日本人初の国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)の資格取得。日本心理臨床学会正会員。FOUR WINDS(乳幼児精神保健学会)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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未来来
1
母乳育児の為に知っていると良い事が纏められているブックレットです。母乳育児の現状や授乳のポイント、社会的あるいは身近な人の支援といった話題だけではなく、粉ミルクとの比較による効用や母乳の化学物質汚染の問題についても扱われています。書名通り、母乳だけでなく環境についても取り上げ、環境汚染における原因ではなく手段を変える対応への警告が鋭くなされていました。単純に母乳を勧めるだけでなく、哺乳瓶を使う時の工夫も書かれています。《大学図書館》2009/11/30
西川明子
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母乳とダイオキシンの続編。今でも間違った情報が出回っているので、ぜひ多くの方に読んで欲しい。
pepin
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母乳育児の参考書にしたい一冊だけど、ダイオキシンについての解説があるのに引っ掛かる。2010/10/25