岩波ブックレット
教科書検定―沖縄戦「集団自決」問題から考える

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  • サイズ A5判/ページ数 71p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000094344
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C0336

内容説明

2006年度検定で、沖縄戦の核心を描いた記述が高校日本史教科書から削除され、沖縄から全国へ抗議の波が広がった。なぜこうした問題のある検定が行われたのか―その原因を探り、検定制度を根本から問う。

目次

第1章 教科書はこうしてつくられる
第2章 沖縄戦「集団自決」問題―二〇〇六年度検定はどう行われたか
第3章 よりよい教科書づくりのために

著者等紹介

石山久男[イシヤマヒサオ]
1936年東京生まれ。歴史教育者協議会委員長。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は日本近現代史。川崎市立高校の社会科教員、歴史教育者協議会事務局長を経て現職。2006年度検定で、執筆した高校日本史教科書から、沖縄戦「集団自決」における軍の強制の記述を削除させられ、検定意見撒回のとりくみに立ち上がる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆきかぜ

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検定制度をなくす或いは学習指導要領の法的拘束力をなくすというのは、それこそ教育の押し付けであり学者と教師のエゴかと。センター試験なんてできなくなると思うし。欧米は検定制度がないとか、ヨーロッパは大学の費用がほとんどタダとか、他国の都合のいいとこだけ引用しすぎ。ゆとり教育の結果はどうなったか?2013/11/06

はるなのメモ

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【2005年10月 梅澤陳述書】【林博史博史 沖縄戦と民衆/161-162p】 2006年度教科書検定において「集団自決(集団強制死)は軍の強制である」という記述の削除が求められた。その主要根拠とされたのが上記2点の資料である。検定意見公開以降、沖縄県民をはじめとする抗議の声が高まり検定意見撤回のうねりとなった。結果(51-52p)について沖縄二紙「軍強制認めず」、全国紙「軍関与復活」と報じる。(2008/03/28 大江・岩波沖縄戦裁判にて原告請求はすべて棄却)2021/03/22

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