目次
「信号機」を壊したのは誰か(佐高信)
反撃をはじめたワーキング・プアたち(雨宮処凛)
いまこそ政治は、政治がすべきことを(森岡孝二)
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
評論家。1945年生まれ。高校教師、経済雑誌編集長を経て、現在にいたる
雨宮処凛[アマミヤカリン]
作家・プレカリアート活動家。1975年生まれ。右翼団体、バンドボーカルを経て、現在にいたる
森岡孝二[モリオカコウジ]
関西大学経済学部教授・株主オンブズマン代表。1944年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
39
二十代の死因第一位が自殺の国、日本。なぜ一度レールから外れてしまった人々に、この国はこんなにも冷たいのか。パンフレットのように薄い本だけれど、考えさせられる。2015/07/07
壱萬参仟縁
21
佐高氏 小泉構造改革の歪(4頁)は、今ではSNEP問題として 足を引きずっている。 また、僕の地域では他から移住してきた30代男性が、 行方不明となって、川で遺体で発見された事件があった。 ご冥福をお祈りする。 今朝の生島ヒロシのおはよう一直線でも親が死んだら中年となった 働か(け)ない子供の未来を案じる本を書いた人が出てきた。 深刻、他人事でない。 敗者・弱者の痛みを和らげ、格差縮小に努めるのが政治(13頁)。 自公政権では消費増税前なのに、便乗値上げで棚の財に手が出ない。 2014/03/17
Takao
3
208年4月23日発行(初版)。2007年12月15日におこなわれた立教大学経済学部100周年記念シンポジウム「信号機の壊れた『格差社会』」の記録。佐高信「『信号機』を壊したのは誰か」、雨宮処凛「反撃をはじめたワーキング・プアたち」、森岡孝二「いまこそ政治は、政治がすべきことを」の三氏の発言を収録。9年前の出版だが、状況は基本的には変わっていない。2017/01/03
紅独歩
2
小泉構造改革によって何がもたらされたのか、三人の著者による考察。民主党の躍進により何かが変わるのではないか、という期待感がむなしい。2013/11/24
FK
0
小泉内閣時代の一連の政策が現状をもたらし、さらに追い打ちをかけるようにいまその惨状が続いている。 どこまで日本の国力と国益の低下を招来したら気が済むのだろうか。アメリカの走狗としていずれ歴史上、審判が下るときが来るだろうが。 2008/05/24