目次
産婦人科医師不足の現状とその原因(岡井崇)
医師は、どのような状態で働いているのか(千葉康之)
壊れる理由を探せ(塚田真紀子)
勤務医の「壊れた」労働現場と過労死・過労自殺(松丸正)
ご遺族の発言より 医師、医療従事者の命と健康を守り、患者のための医療改革を(川人博)
著者等紹介
岡井崇[オカイタカシ]
昭和大学主任教授。産婦人科医。東京大学医学部助教授、愛育病院副院長を経て現職。日本産婦人科学会常務理事なども務める
川人博[カワヒトヒロシ]
弁護士
千葉康之[チバヤスユキ]
ちばこどもクリニック院長。小児科医。大学病院や公立病院、民間病院などの勤務医を経て現職。専門は小児神経学・睡眠学
塚田真紀子[ツカダマキコ]
ジャーナリスト。読売新聞記者を経てフリーに
松丸正[マツマルタダシ]
弁護士。過労死弁護団全国連絡会議代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ときどきぷろぐらま。
2
医療ドラマみてても、実際の病院での先生をみてても、タフだなと思ってたけど、タフじゃないと続かないのも事実なのかも。少しでもお医者さんの負担が減る社会にしないと、素晴らしい医療が受けられなくなるのではないかと不安になった。2018/01/13
みぃ姉
2
医師の過酷な勤務形態がよく分かります。医師が人間らしく働ける環境があって初めて、私たちは安心で安全な医療を受けられる…ということを理解しなければならないと痛感しました。薄い本ですから、ひとりでも多くの人に読んでいただきたい本です。2011/01/22
まにまに
1
医師になり毎日医業に専念していると、自分も患者と同じ人間だということを忘れていく。とくに初期研修医の時にはそれが「自己修練」なのか「医師業務」なのか線引きが曖昧。医師の過労死の報道にも、そんな人もいるだろうね、という他人事と思っていた。 今も正直変わらないどころか専攻医になってより負担が増えたけれど、それが異常だってようやく気づいたのは本当にごく最近のこと。24時間以上寝ないで働いた医者に、自分の病気を見てもらいたくないよね、、、危ないよね、、、それがまだ一般的なの、、、はやく医療現場も変わって欲しい。2020/09/05
kyoko
1
現役医師、ジャ-ナリスト、弁護士それぞれが体験に基づいて述べる今の医療の現場、過労で倒れた医師・倒れそうな医師たちの現状をわかりやすく伝える書。多くの人に読まれるべき書です。2009/11/21