目次
「平成の大合併」とは何であったか
「三位一体の改革」は日本列島をどう変えるか
「見せしめ」に政治利用される夕張市財政の破たん
地方自治の基礎としての「地域共同社会」
崩壊する地域をどう立て直すか
著者等紹介
保母武彦[ホボタケヒコ]
1942年生まれ。名古屋大学経済学部卒業。大阪市立大学大学院経営学研究科博士課程単位取得退学。島根大学教授、副学長をつとめて現在は島根大学名誉教授。専攻:財政学・地方財政論・地域経済論。自治体問題研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
11
格差問題の本質は不平等(34頁)。地域間格差もだが、人生格差は顕著。例えば、私のFBの同世代は、定職も妻子もあり何不自由のない博士号取得者もいるが、私はないない尽くしである。時間だけは彼らよりは自由に使えることだけが唯一の優位性だが。57頁にある塩尻市の集落計画づくりは結構有名のようだ。集落自治が自治体自治の根幹にあることを改めて教える。開発の「後れ」を逆手に取れば、日本再生の先頭に立つことができるという自覚と自負(64頁)。拙速に交付金を貰えるために合併して、まちづくりの中身がスカスカでは困るのである。2013/11/06
メガネ
1
地方分権に興味を持って。国主導の分権から、地域の対策、崩壊する地域のこれからの問題。最近は、コミュニティデザインとかはやってるようだけど、関連あるかな。2013/09/01
星規夫
1
小冊子戦術第十九弾。地方自治体の運営能力のお粗末さを多少なりとも知る身としては、「地方分権」の美名への不信感を拭えない。かといって、国の切り捨て政策が正しいとも全く思えない。代議士が当てにならない以上、市民が賢く強かになっていくしかない。2012/08/07
wk
0
☆☆☆2016/03/11