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岩波ブックレット
日米地位協定―基地被害者からの告発

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000092548
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0336

出版社内容情報

沖縄では米兵による事件・事故が頻発している.在日米軍の種々の特権を保証した日米地位協定,その存在が被害者を苦しめている.なぜ地位協定は改定されないのか.地位協定はいかなる基地被害をもたらしているのか.

内容説明

本書では、現時点でとりわけ矛盾が集中している「基地被害者」という立場から日米地位協定の問題点をうきぼりにし、その中でも、「基地被害者の補償問題」を解決するための方策を探っていく。

目次

被害者はつくられる
安保条約と米軍基地
地位協定の問題点とは
被害者たちの苦闘
基地被害の補償を求めて

著者等紹介

新垣勉[アラカキツトム]
1946年生まれ。中央大学法学部卒業。73年より沖縄で弁護士(コザ法律事務所)。反戦地主弁護団。代理署名拒否訴訟大田知事弁護団。米軍人等による不正行為被害事件で被害者救済の立法運動を推進

海老原大祐[エビハラダイスケ]
1953年宮崎県生まれ。福岡大学卒業。兵庫県立高校教師。1996年2月、沖縄にて米兵の交通事故で長男を失う。同年4月「米軍人・軍属による事件被害者の会」を沖縄で設立

村上有慶[ムラカミアキヨシ]
1949年東京生まれ。職業訓練大学校卒業。沖縄職業能力開発大学校助教授。1994年12月、長男の嫁の米兵による交通事故の補償を求めて闘う。2年後に海老原さんと出会い被害者の会に加わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

30
初読。2014年96冊め。地位協定は安全保障のありかたはもちろん、国民の権利侵害や経済的負担など、解決すべき問題が多い。2014/02/15

燃えつきた棒

19
協定の不平等性・不合理性は、数々の事例で分かるが、2001年に出版されたものなので、現在の運用の状況などは、もっと新しい本にあたるしかないだろう。 地位協定触れぬ総理が声高に  叫ぶ改憲誰がためのもの/ 比国もすなる返還をしてみむとする  国士なきこそさびしからずや/2016/07/15

更紗蝦

16
基地被害者の視点から日米地位協定の問題点を指摘し、補償のあり方を提示している本です。日米安保の目的は建前上は「日本の安全を守る」ということになっているのに、その日米安保とセットになっている日米地位協定は、日本人の命や財産の補償を完全無視したシステムになっているという矛盾…。「公務外の事件・事故」は加害者が個人責任を負うべきという前提に立っていながら、その個人責任を被害者が追求できない構造になっているという無責任さには寒気がします。安全保障だけでなく、人権の観点からも考えていかなければならない問題です。2015/10/06

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