岩波ブックレット
患者のための「薬と治験」入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 55p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000092296
  • NDC分類 499.4
  • Cコード C0336

出版社内容情報

病院だけでなく,新聞広告やインターネットでも被験者を募集する,というように,ますます身近になってきた治験.その内容をやさしく解説しながら,患者・被験者の立場で知っておきたいこと,考えておきたいことを明らかにする.

内容説明

このブックレットでは、治験とはいったいどんなものなのか、治験に参加する前に、患者としてはどんなことを知っておくべきかについて、わかりやすく説明しています。巻末には、治験について疑問に思うことが多い点をまとめた「Q&A」を付けました。

目次

治験とは何か
新しいルール
患者にとっての治験
治験についてのQ&A

著者等紹介

北沢京子[キタザワキョウコ]
1961年大阪府生まれ。京都大学理学部卒。’84年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社。「日経メディカル」「日経バイオテク」編集部勤務。’88年マジガンハウス入社。「クロワッサン」編集部勤務。’94年日経BP社入社。「日経ウェルネス」「日経メディカル」編集部勤務。現在、日経メディカル副編集長。’97年度厚生科学研究・新GCP普及定着総合研究班に、医療を考える市民グループ、COML東京スタッフとして参加
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なると

19
[メモ]治験薬で体調が良くなったのに、治験が終わってその薬を辞めたら、せっかく良くなったのにまた戻ってしまうので、引き続きその治験の薬を使用できる場合はある。フェーズ4として採用かもしれない。2018/04/18

めん

6
今年度、充て職で某病院の治験審査委員会に出席する。他委員は錚々たる顔ぶれで気後れしている。勉強しようと図書館で「治験」を検索したところ、本書がヒット。古かった…。それでも、基本を学ぶ機会とはなった。加えて、過去のルール違反などからの‘事件’も勉強になった。また、二重盲検については、「二重遮へいランダム化比較試験」として説明されていた。第三相試験で二重盲検はどこまで可能なのだろう。/自身の利益を最優先してよいのは、治験に参加される患者さんだけのはず。それを忘れずに、治験に携わってほしい。私は、勉強していく。2019/04/25

きぬりん

2
50頁程度の治験の一般向け解説書。まずは治験とは何か、治験の三つの相、プラセボやRCT等の臨床試験の基礎的な事項を解説。次に、旧GCPとその問題点、ICH-GCP準拠後の新GCPとの相違点を中心に、GCPの歴史を紹介。最後に、患者=被験者が研究参加を検討する際のポイントを解説し、巻末にQ&Aも記載。治験は治療でなく試験であること、被験者はあくまでボランティアであることが明記されている点はすばらしいが、もう少し強調してほしい感も。臨床研究に関心と予備知識がある私には面白いが、門外漢の場合にはどうだろうか。2024/07/31

本を読む日々

0
この本が出版された数年前に、ちょうど「薬と治験」を巡る状況に変化があったようです。既に十年以上経った今、この冊子から学ぶ事は少ないと思います。2014/01/03

木村健

0
いま一つだった2011/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/747062
  • ご注意事項

最近チェックした商品