出版社内容情報
夢と現実の狭間で制作を続け20世紀最大の画家と目されながらいまなお誤解の多いダリの生涯と作品を、画家の言葉と、精神分析によって大きな影響を与えたフロイトやランクの理論を参照しながら詳しく分析する。
内容説明
夢と現実の狭間から世界を挑発し続けた20世紀最大の画家。
目次
名声への渇望
快原理(少年時代の悦び;昇華;癒しと父への憎悪;前進“する女”)
死への願望
黄金の呪わしき餓鬼
好奇心
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takakomama
1
内容が、当時の科学技術などにまで広がっていって、私には難しかったです。2016/11/09
遠藤三春
1
これはシリーズになっているのか。比較的読みにくい。ダリという人物は上昇志向の強い目立ちたがり屋というのは分かった。絵についてはデジタルみたいという印象。あと、こういうちょっと常軌を逸したモチーフがちりばめられているけれど、これを描く方はもちろん凄いけれど、それを解説する側には感心する。私はどちらかと言えば「死の騎手」や「窓辺にたたずむ娘」のような理解できる作品や「炸裂したラッファエロ風頭部」のようなユニークな絵の方が好き。ともかくダリの特長は絵を眺めていて伝わった。2013/10/31