出版社内容情報
「民衆思想史」や「王権」をキーワードに、恐山・遠野・浅草・出羽三山など、彼岸と此岸の間に存在する人びとと風景を「異界」として提示し、宗教民俗学者として活躍する内藤(1938―)の作品の全貌を紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
deerglove
1
写真家って、本当に色々な人がいて面白い。大学で応用科学を専攻して「SF写真」からスタートした人が〈婆バクハツ!〉ですよ(笑)。そしてローアングル、至近距離から東京の路上生活者を捉え、〈神々の異界〉へと向かう、その振幅の広さ。でも、その核心にあるのはやはり、即身仏なのかもしれません。2016/06/11
保山ひャン
1
闇のなかでのストロボ撮影による、東北のおばあちゃんたち!即身仏!バックベアードの元ネタとも言われる写真作品もあった。こわい!2015/04/24
てんきゅ
0
「婆バクハツ!」シリーズの、見たくもない物をストロボ直焚きで浮かび上がらせる手法は、ぜひ真似したい。2014/04/19