出版社内容情報
長崎・基地・沖縄など重いテーマを軸に多彩な活動をした東松照明(1930―)の仕事は、戦後写真界の巨人としてのイメージを印象づけた。1950年代から70年代前半までのモノクロ写真から、代表作を紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多聞
2
東松照明の追悼の代わりに2013/02/05
Koki Miyachi
1
その類い稀な視点の広さと写真表現の豊かさ、そして「NAGASAKI」など写真家がなすべき原爆の記憶を残すことを生涯追求した東松照明。2012年12月訃報を聞いたときは、本当にショックだった。合掌。2013/05/04
deerglove
0
沖縄の写真しか知らなかったけれど、代表作はむしろ長崎なのですね。表紙写真も、長崎にとって重い意味のある11時2分という歴史を表している。それにしてもこのシリーズ、飯沢耕太郎の解説と時系列かつコンパクトな作品のチョイスが素晴らしい。2016/05/21