出版社内容情報
ドキュメンタリーから超現実主義的写真までの幅広い作風をこなし、浪華写真倶楽部と丹平写真倶楽部の指導者であった天才・安井仲治は38歳で夭折する。彼の作品こそ、日本の現代写真の原点である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
deerglove
2
まるで絵にしか見えない最初期の《クレインノヒビキ》、スナップ写真の走りとして有名な《猿廻しの図》などから始まり、《凝視》や《スピード》など、文字通りリズミカルで勢いのある作品へと続く。100年以上前に生まれたこの人も、カメラという魔法を使いこなした天才ですね。2016/07/08
てんきゅ
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森山大道氏が敬愛し、土門拳氏も高く評価していたらしい安井仲治さんですが、知りませんでした。ですが、「流氓(るぼう)ユダヤ」シリーズの【窓】は、以前何かで見て、ずっと印象に残ってました。その作者だと分かって良かった。2013/12/08
ホンドテン
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所有、というか親の蔵書ーTSGで展覧したので。30代、開戦前夜に腎疾患で夭折した作家、履歴記述は順当。オリジナルプリントを観ちゃうとね・・・。2024/03/15
So Honda
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スナップ写真から抽象的な写真まで。戦前にこのようなモダンな写真家がいたとは。2019/02/11