出版社内容情報
今世紀の代表的な写真家キャパは,その短く多彩な人生で,鋭い直感力と知性と勇気をもって「時代」を映像化した.果てしない憎悪の表出である戦争の記録のみならず,人間性にも眼を向けた広い仕事の全貌を集大成する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
13
写真という媒体は真実なようで、やっぱり切り取る側の意思が働く不思議な表現方法です。この著名な写真家の視点は、どこかに人間への甘い感情があって、ほっとします。2016/01/26
Koki Miyachi
9
キャパの代表作たち。言葉は要らない。厳然とした現実の重みを受け止めるのみ。必要なのは綺麗な写真ではなくリアリティを捉えた写真なのだ。ところで「崩れ落ちる戦士」の真実は一体?2015/08/13
貧家ピー
2
「キャパの十字架」を読み終わった後もキャパの写真集を図書館で借りてるが、前回とは違う写真集を。フランス・シャルトルの写真、ドイツ兵の子供を産んで剃髪された女性を蔑む市民の視線に、人間を感じる。2015/07/12
森香
2
臨場感のある写真集。キャパは被写体となった人物に接近し、その顔をはっきり写し撮っている。顔がその人物の置かれた状況を伝えてくる。人類の共通言語は英語でも数式でもなく表情なのだと感じる。 しばらく見ていると、写っている人物が私に向かい話し出すことまで想像できる。キャパは人間に強い親しみを持っていたのだろうと思う。2014/10/11