出版社内容情報
地球は誕生から現在まで何をしてきたのか,生物はどう生きてきたのか,そして,地球環境の未来はどうなるのか? 第一線の科学者が地球規模の疑問に答え,これからの地球観・環境観・生物観を語る地球科学読み物です.
内容説明
白亜紀の末に恐竜が絶滅したことはよく知られていますが、同じ時期にはほかにもたくさんの種類の生物が滅んでいます。このような生物の大量絶滅は、地質時代を通じて何度も繰り返し起こっているのです。彼らはなぜ滅びてしまったのでしょうか?過去の主な大量絶滅事件をふりかえり、その原因を探るとともに、生物の進化における絶滅の意味を考えます。
目次
1 1980年の衝撃
2 繰り返す大量絶滅
3 絶滅の原因をめぐって
4 よみがえった隕石衝突説
5 古生物学者の反撃
6 古生代末までの大量絶滅
7 中生代の大量絶滅
8 新生代の大量絶滅
9 大量絶滅の周期性
10 競争か確率か