出版社内容情報
19世紀後半以降、記憶研究は想起に内在する無意識的な過程に科学的に迫ろうとする。連想内容に過去の出来事の記憶が関係することを示した英国の人類学者ゴールトン。特異な概念を駆使して想起における無意識の積極的な関与を指摘したドイツの生理学者ゼーモン。潜在記憶研究で著名な現代の心理学者シャクターの著作を収録
内容説明
19世紀後半以降、記憶研究は想起に内在する無意識的な過程に科学的に迫ろうとする。連想内容に過去の出来事の記憶が関係することを示し、心の階層性を想定した英国の人類学者ゴールトン。特異な概念を駆使して想起における無意識の積極的な関与を指摘したドイツの生物学者ゼーモン。潜在記憶研究で著名な現代の心理学者シャクターの著作を収録。
目次
ムネーメ―有機的出来事の変遷過程における保存の原理(リヒャルト・ゼーモン)
人間の能力とその発達の探究(フランシス・ゴールトン)
記憶を求めて―脳・心・過去(ダニエル・L.シャクター)
著者等紹介
高橋雅延[タカハシマサノブ]
聖心女子大学現代教養学部心理学専攻教授。専門は認知心理学
厳島行雄[イツクシマユキオ]
日本大学文理学部心理学専攻特任教授。専門は認知心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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