出版社内容情報
物理学の基本科目を全10冊にまとめたシリーズ.いずれも基礎を懇切丁寧にわかりやすく説明した,コンパクトでハンディな軽装版.理工系の教養課程,および理工系諸学科の学生のテキスト・参考書として最適.
内容説明
本書は第1部で完全流体について、その基礎的事項を系統的に解説し、第2部では粘性流体、高速気流および乱流をあつかう。
目次
第1部 完全流体の力学(流体力学の基礎方程式;縮まない流体の渦無し運動;2次元の渦無し運動;3次元の渦無し運動;渦運動;水の波)
第2部 粘性流体と縮む流体の力学(実在流体の力学;粘性流体の運動;高速気流)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
5
流体力学で粘性ありなしで半分ずつの内容でした。ページ数の割には話題は豊富だったかなと思います。2次元の流体力学を複素数で表現できるのは初めて知りました。「証明は読者にお任せ」というワイスの球定理等はググりながら頑張りました(正しいかどうかはわかりませんがなんとか導けた)。2021/04/28
こずえ
0
20年くらい昔の本だが流体力学をはじめてやる学部1・2年生にはこれくらいのコンパクトさがおすすめ。
mosu107
0
流体力学の本としては短く、基本を身に付けるのにおすすめ。ただし、古い本のため、現在定着していない用語が所々出てくる。予備知識はあまりなくとも読める。2014/04/06
shorocket
0
だらだら時間をかけて読んだ。知識としては学部二回生程度で理解できた。七章以降は非線形で解けない運動方程式が出てくるため、経験に基づいたであろう仮定と近似が多く戸惑った。2014/03/03
さくっち
0
途中までで投げた。ちょっと概観過ぎてわけがわからなかった。巽さんのやつのが詳しそう?その前に、チャンドラセカールの流体の安定性の本とか、輻射流体の本を読みたい。