出版社内容情報
物理学の基本科目を全10冊にまとめたシリーズ.いずれも基礎を懇切丁寧にわかりやすく説明した,コンパクトでハンディな軽装版.理工系の教養課程,および理工系諸学科の学生のテキスト・参考書として最適.
内容説明
相対性理論は、量子論とともに現代物理学の最も基本的な知識である。本書は、特殊相対性理論と一般相対性理論を、一点の曖昧さも残さずに、正面から堂々と墾切かつ明快に説く。著者はその序で、「本書を読破したなら、相対性理論を理解したという自信をもってさしつかえない」と断言する。若き学徒におくる好個の相対論入門。
目次
第1章 特殊相対性理論の基礎
第2章 テンソル算
第3章 相対論的電磁気学
第4章 相対論的力学
第5章 一般相対性理論
第6章 Riemann空間におけるテンソル解析
第7章 一般相対論的力学と電磁気学
第8章 重力場の方程式
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
8
このシリーズは基本コンパクトにまとめられていて、式展開も詳細なので比較的易しいが本書は別格。序論に「相対性理論をこれだけ平易に解説した書物は他には見当たるまい」「本書を読んでも理解できないようなら、もはや相対性理論を学ぶことは諦めるべきであろう」と煽ってます。内容は特殊と一般が半分ずつで、基礎的な内容やその解釈はわかりやすく書いてますが、相対論初学者には厳しいと思う。図解は少いし、厄介な式変形(特にテンソル)は結果しか書いてなく、かなり自分で頑張らねばならない。もし学習するなら2冊目以降にしましょう。2021/04/07
牛タン
4
内容:Minkovski空間、特殊相対論(電磁気、力学の書き直し)、Riemann時空、重力方程式(Schwarzschild解+α)など。感想:「もし本書を読んでも,これが理解できないようなら,もはや相対性理論を学ぶことはあきらめるべきであろう.」という序文で有名らしい。飛ばし飛ばしだが相対論の本を一冊通して読んだのは初めてで、他の本と比較できないのだが、わかりやすかったと思う2016/05/25
.
3
「もし本書を読んでも, これが理解できないようなら, もはや相対性理論を学ぶことはあきらめるべきであろう. 」2015/07/28
きゃりーねくねく
2
序文が有名な相対論の教科書.相対論の必要十分な内容がコンパクトにまとまっている.前半の特殊は懇切丁寧な説明がある一方で,後半の一般は少し駆け足気味に進む.いずれも物理的基礎→テンソル解析→相対論的力学/電磁気(→重力場)という構成.一般相対論は計算量が多いためか,そのぶん省略も多いので,同著者の『一般相対性理論』を参考にした.数学的基礎(テンソル解析)と物理的基礎(相対性原理/等価原理)の説明がわかりやすい,古典電磁気学が既に相対論的な構造を有していたことがよくわかるように書かれている,などの点がよい.2014/09/18
らんまる
2
特殊相対論的力学の復習。一般相対論のところは流し読み。2010/11/05
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