出版社内容情報
リジッド幾何学は,代数幾何学の新たな研究分野であり,かつ数論や複素解析にまたがる横断的な分野でもある.出発点としては,非アルキメデス的付値体上で複素解析幾何学の類似物を作りたいという動機から始まった.理解のポイントになるテイト曲線,アフィノイド代数など基本概念を丁寧に説明する.本分野を解説した唯一の和書として貴重な書である.
内容説明
リジッド幾何学は、代数幾何学の新たな研究分野であり、かつ数論や複素解析にまたがる横断的な分野でもある。出発点としての、非アルキメデス的付値体上で複素解析幾何学の類似物を作りたいという動機やテイト曲線、アフィノイド代数などの基本概念を丁寧に説明する。
目次
0 導入
1 アフィノイド代数
2 極大スペクトラム
3 アフィノイド部分領域
4 アフィノイド空間
5 リジッド解析空間
6 形式幾何との関係
7 GAGA
8 非Archimedes的一意化
著者等紹介
加藤文元[カトウフミハル]
1968年生まれ。1997年京都大学大学院理学研究科数学専攻博士課程修了。現在熊本大学大学院自然科学研究科数学系教授。専攻は代数幾何学・数論幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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