岩波科学ライブラリー
科学を短歌によむ

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  • サイズ B6判/ページ数 119p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000074766
  • NDC分類 911.16
  • Cコード C0392

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

400
理系で二足の草鞋を履く歌人といえば、即座に思いつくのは朝日歌壇の選者を務める永田和宏。この人は細胞生物学者としても高名であり、歌人としても妻の河野裕子(故人)とともに現代短歌界に君臨する1人。しかし、あらためてこんな風に並べられてみると、近代短歌の世界は理系の人たちなくしては考えられない。岡井隆しかり、近藤芳美しかり。また、栗木京子や小池光までが理系の人だったのは初めて知った。そもそも近代短歌の黎明期に屹立する斎藤茂吉は精神科医だった。ほんとうに錚々たる顔ぶれだ。2020/04/26

calaf

13
理系の人々による短歌集。まぁ、こういうのはあまり見たことがないけど、理系に拘る必要があるのかは微妙かも...一番印象に残ったのは...『「二〇一〇年、脳コンピュータはあるでしょうか?」青年よ世界があるかまづ問へ』坂井修一2012/12/06

Mentyu

4
短歌というと文系の占有物というイメージが先行するが、もちろん実際には文理関係なく開かれたものであり、みなおりおりに詠えばいいものである。この本で紹介されている作品は理系の研究者・技術者が職場や日常の中で紡いできたもので、文系の自分にしてみれば大変興味深い作品ばかりだった。2015/07/29

エルプレーン

4
日本人て、どんな局面でも詠んじゃうんだよなあ。昔読んでたIT系の業界紙にも、川柳コーナーがありました。紹介されている歌は「科学を短歌に読む」というよりは、「理系の人が読んだ短歌」という感じのが多かったように思う。2014/02/08

ともちゅ

4
雨降れば雨に放射能雪積めば雪にもありといふ世をいかに 湯川秀樹2012/05/29

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