出版社内容情報
宇宙は無限に広がっているのか.一方,有限ならば,星の光はぐるっとまわっていつかまた元に戻る.実は同じ星をくり返し見ているのではないかという途方もない予想を裏づける観測が現れた.はたして宇宙はどんな形なのか.
内容説明
宇宙ははたして無限大か有限の大きさか。これは未解決である。しかし、宇宙がもし有限だとすると、光はぐるっと一周してまた元に戻る。すると、わたしたちは星の同じまたたきを何度もくり返し見ていることになる。実はそうかもしれないという観測が現れた。いったい宇宙のほんとうの姿・形はどんなものか。次々と発見される新事実を紹介しながら、数学的遊び心トポロジーを交えて、宇宙という曲がった空間の不思議を語る。
目次
1 不思議な幾何学
2 リンゴと落ちたアインシュタイン
3 ブラックホール、ワームホール、そしてタイムマシン
4 ビッグバン宇宙のトポロジー
5 小さい宇宙
6 宇宙最大の謎
7 宇宙の始まり