内容説明
正岡子規(一八六七‐一九〇二)は三十五年という短い生涯の間に多彩な文学活動をおこなったが、その文学は俳句にはじまり、最後まで片時も俳句から離れることはなかった。『ホトトギス』を主宰、蕪村を再発見した近代俳句の先駆者子規の秀句二三〇六句を選び、その俳句世界をあますところなくつたえる。初句索引を付す。
目次
寒山落木 巻一(明治18‐25年)
寒山落木 巻二(明治26年)
寒山落木 巻三(明治27年)
寒山落木 巻四(明治28年)
寒山落木 巻五(明治29年)
俳句稿 巻一(明治30‐32年)
俳句稿 巻二・俳句稿以後(明治33‐35年)