内容説明
物語も終盤にさしかかり、ドン・キホーテ主従は、当時実在のロケ・ギナール率いる盗賊団と出会い、さらにガレー船とトルコの海賊との交戦を目撃することになる。さて、待望の本物の冒険に遭遇したわがドン・キホーテの活躍は…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
borug
4
感動的で絶望的なラストでもユーモアと毒を放ち続けるセルバンテス。最後の「終り」で大満足。今年最後の日になんとか読み終われたのも気持ち良かった。2015/12/31
まある
3
ドン・キホーテ、ついに読了! こういう最後だったのか、と驚いた。騎士道かぶれのバカなじいさん、といったイメージが定着しているドン・キホーテだが、じつは教養も良識もある立派な人物、サンチョ・パンサもなかなか機知に富んでいる。何世紀も愛され続ける、絶妙なコンビ。 前篇が出たあと、実際にニセモノの後篇が出て、それを受けての後篇ということで、ニセモノ叩きの要素も多分に含まれている。2019/03/13
loanmeadime
2
前編から10年経った話。前編でドン・キホーテに出会う人々は「なんやこいつ」と、思いながら楽しんだりしているが、後編の人々は「あーっ、知ってる、知ってる、」と言う態度で色々遊ぶ。わくわく感は前編かな。2017/04/01