内容説明
十六、七世紀スペインの片田舎で、意気軒昴たるドン・キホーテが「冒険」を演じているとき、そこには、実は何ひとつ非日常的なことは起こっていない。彼の狂気が、けだるく弛緩した田舎の現実を勇壮な「現実」に変え、目覚ましい「冒険」を現出させる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
borug
5
小説内で語られる話も良いけど、ドン・キホーテとサンチョ・パンサが出てくる方がやっぱり良い。2015/11/18
まある
1
ゆっくり読み進めているドン・キホーテも、ようやく半分まできた。旅の途中に出会った人々(捕虜、騾馬引き、王女ミコミコーナなど)の物語が差しはさまれながらストーリーは展開する。最後に故郷へ連れ戻されたキホーテ、ここで物語はいったん中断し、後篇の冒険へと続く。2018/09/19
loanmeadime
1
古典というと堅苦しい気になるが、これは400年前に書かれたラノベだ。あれやこれや、検索したりして楽しめました。2017/03/10