ワイド版岩波文庫
原爆の子〈上〉―広島の少年少女のうったえ

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000073271
  • NDC分類 916
  • Cコード C0395

内容説明

一九四五年八月、広島・長崎に投下された原爆による災害は、史上かつてない惨事として、今日もなお深い爪痕をのこしている。自らも広島で被爆した編者が平和教育のために編集したこの原爆体験手記は、世界各国語に翻訳され全世界に感銘をよびおこした。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしじ乃輔

4
自らも被曝した編者長田新氏の思いが深く伝わる70ページ超えの序章が凄い。平和教育を目的に編集されたこの記録集は、4、5歳の幼児から15歳までの子供達が体験した原爆の記憶。なぜ?どうして?戦争なんか嫌だ、という簡潔な言葉に原爆が奪ったものの大きさを痛切に感じます。放射能の怖さは何年後かに突然現れる点でもあり、その恐怖と共に戦後生きなければならない姿に胸が痛い。2023/01/05

あわせ味噌

2
★★★★★。言葉が出ない。

aqua9209

1
8月6日午前8時15分の前と後の記述が非常に興味深いです。 友達とお出かけしようとしていた子、庭で遊んでいた子、お父さん出勤時に一緒に行くと言った子、朝食でしじみを食べていた子…..そして皆が「ぴかっと光った」の記述とその後….また、皆が皆「くださいました」「行かれました」「帰ってこられました」「休んでおられた」などなど両親など年長者に対して敬語を普通に使い書かれていることに驚きと感銘を受けました。母が亡くなり、翌日妹がなくなり、次の日父が亡くなり..が多くの子に。正しい戦争も正しくない戦争もないです。 2019/08/21

wankousan

1
子供の純粋な目線からの体験記で、どれだけ原爆投下により 広島の人々が悲惨なめにあったかが判ったが、 本当の悲しみや辛さは体験した人にしか判らないと思う。 生き地獄と表現した人もいたがまさにその通りだっただろう。戦争とは、平和とは何か?そして平和を守るのに原子爆弾は絶対にいらない。2017/07/30

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