ワイド版岩波文庫
エスピノーサ スペイン民話集

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000073264
  • NDC分類 388.36
  • Cコード C0398

出版社内容情報

スペインの民話は、イスラムの伝承と、新教国が捨て去ってしまった中世の奇蹟にまつわる伝承とをよく保存している。デカメロン風の神父と農婦の姦通話、芥川の「蜘蛛の糸」の原話「聖女カタリーナ」など、特徴ある民話82篇。

内容説明

スペインの民話は、説話好きのイスラムの伝承と、新教国がとうに捨て去ってしまった中世の奇跡にまつわる伝承とをよく保存している。デカメロン風の神父と農婦の姦通話、芥川の「蜘蛛の糸」の原話「聖女カタリーナ」など、特徴ある民話82篇を精選。エスピノーサ(一八八〇‐一九五八)はスペイン系アメリカの言語・口承文芸の研究者。

目次

1 謎話
2 笑い話
3 教訓話
4 メルヘン
5 悪者話
6 動物昔話
7 だんだん話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

7
短篇なのでドンドン読めるし、ワイドなので小さい文庫よりも読みよい。「貧乏な靴屋」の話は、金持ちが満足せず、貧乏人が満足している(137頁)。そんなもんだよ、この世の中は。そんな民話がいつの時代、地域でもなんとなく普遍性をもってしまうのもまた、問題ではあるのだが。「二人のコンパードレ」(254頁~)は、金持ちの男と貧しい男の話で、結構、貧富の問題を扱った話題があるのは好ましいと思う。最初から経済学理論を学ぶのでなく、民話が経済学の伏線であっても学問を修める修め方に違いを生むだろう。2013/03/12

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