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ワイド版岩波文庫
平家物語〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000073004
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C0395

内容説明

合戦記に人物譚、和漢の故事を織りまぜ、鎌倉時代から現代にいたるまで多くの人々に親しまれてきた、平家の全盛から滅亡までの物語。第一冊には巻一から巻三までを収録。平家全盛の時代である。新日本古典文学大系本の文庫化。

目次

巻第1(祇園精舎;殿上闇討;鱸;禿髪;吾身栄花;祇王;二代后;額打論;清水寺炎上;東宮立;殿下乗合;鹿谷;俊寛沙汰 鵜川軍;願立;御輿振;内裏炎上)
巻第2(座主流;一行阿闍梨之沙汰;西光被斬;小教訓;少将乞請;教訓状;峰火之沙汰;大納言流罪;阿古屋之松;徳大寺厳島詣;山門滅亡 堂衆合戦;山門滅亡;善光寺炎上;康頼祝言;卒都婆流;蘇武)
巻第3(赦文;足摺;御産;公卿揃;大塔建立;頼豪;少将都帰;有王;僧都死去 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はまい

1
注釈とにらめっこしつつ、それでも分からないところはすっとばし読んだ。  この世をはかなみ、でも死ぬのも地獄が怖い、ひたすら寿命が来るのを待ちつつお経を上げつつ暮らした祇王達の生き方はある意味、羨ましい。  喜界島に流され、自分だけ迎えがなかった俊寛が不憫。有王の訪問に気絶するほど驚き、喜び、見守られながら死んで行く場面など、清盛のやりたい放題のふるまいに翻弄される人々の悲しみ、恨みの挿話で溢れる。  片足の捕虜が雁に文を抱かせ飛ばせ続け、15年振りに祖国に帰り着いたという中国の挿話も好き。  2015/12/20

nagoyan

1
優。巻第一から第三まで。各巻本文の前に内容が簡単に説明される。巻第一では平家の勃興から、その権勢に泣く人々の挿話がちりばめられ、鹿ケ谷事件、山門・南都の強訴が不穏な時代の幕開けを暗示している。第二は独裁化する清盛政権の弾圧に遭遇する人々の挿話に人情の普遍さをみる。第三は鬼界島流人が京に呼び戻される場面から始まる。ついに許されなかった俊寛の骨をその忠僕有王は遺族に届け、その菩提を弔う。その節末に「か様に人の思嘆きのつもりぬる平家の末こそおそろしけれ」と驕る平家に泣く人々の怨嗟の声を示す。こうして、小松殿重盛2011/06/27

tokijiku

0
源氏物語読み終わったらと思ってたのに先に手を付けてしまった。原文と注釈しか載ってないが、平安文学と違ってこのくらいになると現代語訳なくても言ってることだいたいわかるし、内容も漠然とは知ってるし、文の調子がいいからすいすい読めた。俊寛が一人だけ帰れなかったのは神頼みをしなかったせいなのか。2014/01/12

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