ワイド版岩波文庫
三四郎

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000072755
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

大学入学のために九州から上京した三四郎は東京の新しい空気の中で世界と人生について経験を重ねながら成長してゆく。一見何の変哲もない教養小説と見えるが、ここには一筋縄では行かぬ小説的企みがたっぷり仕掛けられているのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

27
青春・恋愛小説が苦手な私だが、これは素晴らしい。 田舎から出てきて、都会の空気・人種に出会い、様々な体験をし、戸惑いながらもいろいろなことを吸収あるいは吸収しきれない三四郎。 お互いに明確にできない自身の心持ちがありながら、接し合う三四郎と美禰子。 美禰子は、野々宮が本命でありながら三四郎を利用している向きがあり、それを知らない純朴な三四郎に胸を打たれる。 しかし得体のしれない美禰子の魅力も漱石は見事に描いている。 当時の青年たちは、この作品を読みながら己の御し方を考えさせられただろう。 ★★★★2019/09/02

青いうさぎ号

11
田舎から出てきた「よっぽど度胸のない」青年はまさにstray sheep。(この言葉は、解説によるもと「聖書的な意味は消されている」とある。)新しい時代の価値観の中で迷い続けるのは美禰子も同じで、「意識せざる誘惑者」だげはなかったはずなのだが…。再度解説を引くと前期三部作は「「無意識の偽善」の結果、「我が咎」「我が罪」を漱石が踏み込んでゆく」とある。重い読書だか、続けて文豪の世界に浸ろうと思う。2018/11/11

ちゃかぱん

10
・自然を翻訳すると、みんな人間に化けてしまうから面白い。崇高だとか、偉大だとかみんな人格上の言葉になる。人格上の言葉に翻訳する事の出来ない輩ものには自然が毫も人格上の感化を与えない。 (本文より) 高校時代に読んだけれど絶対理解などしてるはずもなく、授業でとりあげたから読んだだけ。続いて「それから」「門」といきますか。2014/03/12

クロール

9
明治といえど、若人の悩みは現代とさほど変わりがないようで、とても面白く読めた。新聞連載というだけあって、ちと長い気がするが、だからといって悪くはない。 2015/11/17

西見

3
三四郎の恋が成就するのかと思ったら、ぜんぜんそんなことはなく、またそこが現実味を帯びていていいと思った。昔の価値観や感覚なども味わえて新鮮だった。2013/01/18

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