出版社内容情報
「フランス散文の傑作」と評価されているアランのプロポ(哲学断章).幸福に関する93のプロポを収めた本書は,日本でも早くから親しまれてきた.
内容説明
ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載されたのを皮切りに、総計五〇〇〇に上るアランの「プロポ」(哲学断章)。「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとするこの独特の文章は「フランス散文の傑作」と評される。本書には、幸福に関する九三のプロポを収めた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirayama46
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はじめてのアラン。こういう本は普段あまり読まないのですが、興味深く読めました。いわゆる自己啓発本にありそうな(実際には読んでいないので想像ですが)押し付けがましさが少なかったからかな。ぼくはわりに悲観的な人間ですが、こうして楽観することの良さというか、正しさはわかります。でも、実際にそういう風にものごとを考えられるかいえば難しいのですよね。人生はフィジカルな苦痛が多いですし……。2015/02/08
あんこすた
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『悲しみなんて、病気にすぎない。だから、病気を我慢するように我慢したらいいのだ。そんなに、なぜ病気になったのかとか、あれこれ考えないで。』とのこと。うーん、納得できるようなできないような...。2012/10/24