内容説明
日本における仏教のほとんどは大乗仏教であり、「般若心教」はその根本思想である空の理法を説いたもの。また「金剛般若経」は古来より広く読誦されてきた大般若経典のなかの代表的な教典である。本書は玄奘の漢訳とその読み下し文およびサンスクリット原典からの現代語訳を対照させて収め、一般読者の便をはかった。
目次
般若心経
金剛般若経
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
87
この本は、お経でよく読まれる般若心経と金剛般若経が読みやすい大きな文字で収められています。般若心経は今までお葬式などで読まされていまして短いのですが意味もわかりませんでした。ようやく意味が分かりました。金剛般若経は初めて読みましたがこれも弟子に対して教えを説いているということのようです。中村元先生の解題がわかりやすく理解できました。2024/05/13
ぽんくまそ
7
「仏典が日本のことばで伝えられていないということは、日本文化にとって致命的な問題である。」と、あとがきの冒頭で中村元は吼える。お経を幸せなおまじないと思っている衆は間違っているのだぞ。この本を読んだ動機は、「時空の篩を幾度となく越えて来た『古典』はできるだけ読んだほうが短い人生において効率良し/ろくでもない今の世、ジャンク情報の対極の哲学で自己補強改革したい」と思っていたから。これを作った何者か(たぶん紀元前後のアフガンかパキスタン北部にいた賢人)にの思いは受け取った。繰り返しで眠くなったけどな。 2015/07/30
にしかわ だいき
1
般若心経は知っていましたが、今までは何を説いてるのかは分からなかったのですがこの本を読んで「無」について説いてるのではないのかなと思いました。 金剛般若経は何かを説いてるようで実は説いてないのではないかと思いました。 まだまだ僕にとっては理解が難しいものです。2015/04/04
ごみくず
0
テキスト1998/03/31
samurai_note
0
262文字に、宇宙が詰まっている。2025/01/22