出版社内容情報
日本曹洞宗の開祖道元(1200-53)が,自らの宗教体験を述べ,坐禅によって到達する正法の悟りの内容を様々な面から説く.「正法」は正しい仏の教え,「眼」はあらゆるものを照らし,「蔵」はあらゆるものを包む意.
内容説明
道元は若き日の修業中、語録を読むことをやめ座禅に専心した。しかし後年の彼は、座禅によってのみ真理に到達するという論理と方法をあらゆる面から説いてやまなかった。その集成が『正法眼蔵』であり、巻名にみられるとおりすこぶる多岐にわたっている。(二)には、一九巻「古鏡」から四三巻「諸法実相」を収める。
目次
正法眼蔵(二)(古鏡;有時;授記;全機;都機;画餅;渓声山色;仏向上事;夢中説夢;礼拝得髄;山水経 ほか)