出版社内容情報
絢爛にして雄勁,ギリシア芸術の作品にも比すべき独自の詩風をもつ,明治詩壇「文庫派」の異才伊良子清白の代表詩集.清純なリリシズムと類いまれなフォルムの美と力は,年を経ていよいよ新鮮.(解説=中山省三郎)
内容説明
明治詩壇における「文庫派」の異彩、伊良子清白の詩集『孔雀船』初版の覆刻。白玉爛星の詩什長短十八篇。絢爛にして雄勁、ギリシャ芸術の作品にも比すべき独自の詩風をこの一巻に昇華する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
6
明治39(1906)年初出(114頁)。時代はロマンティシズムが凋落の仮定を辿り、自然主義の波が汲々と押し寄せて来、来たらんとしてゐる時(115頁)。ま、詩だから、感性で読んでいけばよいと思う。「秋和の里」では、千曲少女(をとめ)、佐久平、蓼科山が出てくる(18頁~)。旧字体だがルビがあるので、読めることは読める。「駿馬問答」では、木曾の御嶽駒ケ嶽も出る(107頁)。今朝はパウダースノーだ。雪山の荒れ方は激しいだろう。里でも波型の雪になっていた。さ、今日も仕事で出るか。本日の更新はあまりありません。2014/02/08
ロバーツ
2
明治39年に出版された詩集。旧字体。2021/11/23
Tonex
2
当時の人はこれを読んで面白いと思ったのだろうが、今となってはさっぱり意味がわからない。詳細な解説が欲しい。2013/08/29
ロバーツ
1
島根県浜田出身の医師の詩集。2021/11/08