出版社内容情報
冷静で細やかな観察,才気煥発な筆致によって,わが国随筆文学を代表する一書として,本書はあまりにも有名である.一段一段の文章から,平安時代の生活と感覚の具体相を,万華鏡を見るようにうかがい知ることができ,また筆者と中宮定子との美しい魂の触れあいが,この草子の文学的香気をいっそう高めている.
内容説明
冷静で細やかな観察、才気煥発な筆致によって、わが国随筆文学を代表する作品として、本書はあまりにも有名である。一段一段の文章から、平安時代の生活と感覚の具体相を、万華鏡を見るようにうかがい知ることができ、また筆者と中宮定子との美しい魂のふれあいが、この草子の文学的香気をいっそう高めている。
目次
春はあけぼの
頃は
正月一日は
三月三日は
四月、祭の頃
おなじことなれどもきき耳ことなるもの
思はん子を
大進生昌が家に
うへにさぶらふ御猫は
正月一日、三月三日は〔ほか〕