出版社内容情報
人の世の無常を感じ出家遁世した長明は,方丈の庵でもなお「汝すがたは聖人にて心は濁り染めり」と自責せずにはいられない.苦渋にみちた著者の内面と,冷静な目によって捉えられた社会とが,格調ある文章で描かれる.
内容説明
人の世の無常を感じ出家遁世した長明。が、方丈の草庵でもなお「汝すがたは聖人にて心は濁りに染めり」と自責せずにはいられない。この苦渋にみちた著者の内面と、冷静な目によって捉えられた社会とが、和漢混淆・対句仕立ての格調ある文章で描かれる。長明自筆といわれる大福光寺本のすべての影印と翻字を付した。
目次
方丈記
補注
平安京条坊図
付 大福光寺本影印・翻字



