出版社内容情報
生物をシステムとして理解しようとする新たな潮流が大きく進展している。チューリングパターン、ロバストネス、複雑系、分子ネットワークなど、システムバイオロジーをめぐる代表的な考え方をそれぞれの第一人者が明快に解説する。
内容説明
生物のもつダイナミズムを数理や工学で解く。チューリングパターン、ロバストネス、複雑系、分子ネットワークなど、システムバイオロジーをめぐる代表的な考え方を第一人者が解説。
目次
1 反応拡散系による位置情報の形成(基礎生物学者にとってのシステムバイオロジー;動物の形態形成を数理モデルで理解する;反応拡散系でできる移動波;反応拡散系でできる定在波;反応拡散系の拡張;数理モデルと生命現象の理解)
2 生命システムの設計原理としてのロバストネス(システムとして生命を理解する;設計原理としてのロバストネス;ロバスト・システムとしてのがん;生物学的ネットワークの大域的構造とロバストネス)
3 複雑系生物学―ゆらぎ、安定性、可塑性と適応、進化、発生(生命システムの問題―システム生物学vs複雑系生物学;生命システムのとらえかた;複製と適応;発生と可塑性;ゆらぎと進化;整合性原理)
4 生命現象の動的特性―生化学反応ネットワークの安定性と振動(生化学反応とその特性;フィードフォワードシステム;フィールドバックシステム;おわりに)
著者等紹介
近藤滋[コンドウシゲル]
大阪大学大学院生命機能研究科教授。専門は、生物の形づくり・パターン形成
北野宏明[キタノヒロアキ]
(特定非営利活動法人)システム・バイオロジー研究機構会長。ソニーコンピュータサイエンス研究所取締役所長。専門は、システムバイオロジー
金子邦彦[カネコクニヒコ]
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻教授。専門は、非線形科学、複雑系の物理、理論生物学
黒田真也[クロダシンヤ]
東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻教授。専門は、システム生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
センケイ (線形)
りゆへー
たかD
incognito
-
- 電子書籍
- この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ…