内容説明
工科系のすべての学生が身に付けておくべき、環境に関する基礎知識を解説した入門書。古代地中海文明、中世ヨーロッパ、戦後日本を対象とした、技術と環境をめぐる具体的なケーススタディにより、環境への理解を工学的な実践につなぐ道筋を示す。社会の幅広い要請にこたえる技術者の素地が養われる。「岩波講座現代工学の基礎」からの単行本化。
目次
1 環境学とは何か
2 文明の歴史と環境問題の起源
3 日本における産業公害と社会的対応の経験
4 地球環境問題の展開
5 環境対策技術の発展
6 産業にとっての環境配慮の意味―環境配慮型社会の構築へむけて
7 環境管理の方向
8 科学としての環境学の発展を求めて
著者等紹介
松尾友矩[マツオトモノリ]
1939年生まれ。東京大学名誉教授、東洋大学長。専門は、都市環境工学、環境管理・環境計画
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