出版社内容情報
単語は言語を形づくる基本的な単位であり,文から単語を切り出すことは,言語の分析の最も基本的な作業である.単語と辞書の全貌を,言語学,心理学,情報科学の各面から明らかにし,言語の根幹をおさえる.
内容説明
言語を形づくる基本的な単位は単語である。本書では、語の内部構造についての言語学的基礎を提示したのち、言語分析の最も基本的な作業である形態素解析の方法を解説する。さらに、人間の言語活動を支える脳内の心的辞書について、心理学的モデルを紹介し、コンピュータが言語処理に用いる辞書の概要を明らかにする。岩波講座「言語の科学」の単行本化。
目次
1 文法と形態論(言語研究における形態論の扱い;語の特徴と辞書の役割 ほか)
2 形態素解析(形態素解析の役割;形態素解析アルゴリズム ほか)
3 心的辞書(単語認知研究の系譜;単語認知実験 ほか)
4 辞書と情報処理(言語処理の概要;言語処理のための辞書情報 ほか)
著者等紹介
松本裕治[マツモトユウジ]
奈良先端科学技術大学院大学情報処理学
影山太郎[カゲヤマタロウ]
関西学院大学文学部文学言語学科
永田昌明[ナガタマサアキ]
NTTサイバースペース研究所メディア処理プロジェクト
斎藤洋典[サイトウヒロフミ]
名古屋大学大学院人間情報学研究科
徳永健伸[トクナガタケノブ]
東京工業大学大学院情報理工学研究科
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