出版社内容情報
他の言葉では代えがたい,表現力豊かなオノマトペ.感覚的に使われるから自由に創り出せそうに見えながら,意外にきっちりしたルールがあるところが面白い.音と意味が響きあう,不思議な世界をのぞいてみよう.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
365
初心者向けに書かれているので、オノマトペを全く知らない人にもスイスイ読める。語りもフンワリやさしいので、理解もグングン進む。これもオノマトペだったのかとハッと気づくような例もズラリと並べられている。なるほどコロコロとゴロゴロの違いはそういうことだったのかと、ストンと腑に落ちる。表現者の代表は宮沢賢治。この人は、これまで誰も使ったことのないピカピカのオノマトペを、あっちの作品、こっちの作品でドンドン使う。しかも、それらは時にはスパッと決まり、また時にはジンワリ心に沁みとおる。2023/04/11
ライチ
2
自然に覚え、何気なく使ってるオノマトペだが奥が深いことが分かった。もし自分が何かの商品名を考えるとなった時にはオノマトペは絶対に考慮すべきだと思った。2015/09/15
あいうえお
2
後半のいろんなオノマトペの研究(例えば水の音のオノマトペ)は面白かった。2014/07/21
衣魚
1
専門知識がなくてもわかりやすく、ひととおりをさらえる読みやすい一冊。前半でコピーなどに使われる用例と文法的な説明を示し、後半で語尾の変化や音象徴の説明を示す。多言語との比較も加えられていて面白かった。2015/01/09
Sreyda
1
日本人が無意識のうちに理解・運用しているオノマトペの作られ方や特徴、英語と日本語で共通している音の持つ雰囲気等が説明されている。なんとなくそうだろうなと思ってたけど、やっぱりそうか!ということが多い。ただ時に冗長、時に無理やり。2012/11/12