出版社内容情報
解析学への入門は,実数や極限の性質をしっかり理解することから始まります.つまずきやすい概念が出てきますが,ていねいに解説されているので必ず理解できます.ここを突破すれば,微分法は楽にマスターできます.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Z
6
数三から大学数学の解析学への誘い。軽い読み物系では結構類書あるが、本格的に数学書の体裁をとって一歩一歩進んでいく。全巻読んでないが、この巻では集合論や数論、他の巻では線形代数や位相の解説にページをさき、なるべくこの本だけで完結できるようにかなり配慮されたつくり。みっちり全六巻読んでいきたい2022/08/10
まつど@理工
6
絶版。松坂和夫さんの「数学読本」が中高一貫シリーズだと位置づけると、この「解析入門」シリーズは大学初年度の微分積分の副読本といえるか。類書は多いので復刊は期待できない。代替案:杉浦光夫「解析入門」などしっかりした記述の教科書に「数学ワンポイント双書」や森毅「現代の古典解析」などの副読本で分からない箇所を減らしながら読む。2014/03/28
kusano
1
第1巻は解析学の初歩として微分法の解説が主要な内容だが,実数と連続性についてもかなりのページが割かれている.やはりこの部分はどうしても難解になりがちで,本書でも難易度は低くないが,かなり丁寧に証明なども進んでいくため理解に詰まることはないだろう.2011/12/22