出版社内容情報
研究とは何か.研究者とはどういう人なのか.研究を職業とし,研究で自己実現するにはどうしたらよいのか.世の中も大学も日々変化している現代において,研究者として堂々と生きる道を気鋭の脳生理学者が講義形式で指南する.
内容説明
研究とは何か。研究者とはどういう人なのか。研究を職業とし、研究で自己実現するにはどうしたらよいのか。世の中も大学も研究機関も日々変化している現代、小手先のテクニックは通用しない。研究者として堂々と生きるための心構えを、気鋭の脳生理学者が講義形式で指南する。雑誌『科学』好評連載待望の単行本化。
目次
第1講 研究者の『志』
第2講 研究発表の種類と順序
第3講 論文の構造・書き方
第4講 論文投稿から印刷までに考えること
第5講 研究者のライフサイクル
第6講 百家争鳴・研究相対原理
著者等紹介
入来篤史[イリキアツシ]
1957年東京に生まれる。1982年東京医科歯科大学歯学部卒業。1986年東京医科歯科大学大学院歯学研究科博士課程修了。東京医科歯科大学歯学部生理学教室助手、ロックフェラー大学リサーチアソシエイト、東邦大学医学部第一生理学教室助手、講師、助教授を経て、1999年より東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授。歯学博士、博士(医学)。専門は神経生理学
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2023/06/19
gachin
1
学生向けなので真新しい言説は少なかったけど、基本が丁寧に纏めれてゆくので、学生向けに話を作るときは是非引用したい。逃避したときの安堵感と遂行できたときの達成感、このどちらを有効に経験させられるかが指導者の力量。/ 3-5年のサイクルで1段目ずつ登ってゆく。僕は2-4段までは先にこなしてしまったけど、一段目がかなり緩い。これを頑張ろうと思った。歴史/社会との関係を構造化する努力を怠ってはならない。それは独善に続く道。相手の逆鱗や琴線に触れようと国際コミュニティの中に入り込む気概は大事。射は君子に似たる有り。2025/01/01
s
0
研究者としてのランクアップを双六に喩えて解説 作文と論文は違うんだぜ ってことを学生に理解してもらうための本かな2008/12/20