出版社内容情報
博物館で見る恐竜の骨格標本.あれはどんな風に組み立てるのだろうか? プラモデルみたいに思ったら大間違い.骨のつなぎ方,体の動きや生活形態など,実は考えるべきことが山ほどある.真の骨格像に迫る方法を解説する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
271
ページ数の少ない本だが、中身は結構専門的。素人考えでは、化石の発掘も面白そうだと思いがちだが、なかなかどうして。まず骨学に精通していなければならない。なぜなら、恐竜の全身骨格が掘り出されるなどということはほとんどないからである。誰もがそれとわかる頭骨や大腿骨なら大いにもうけもの。ほとんどの場合は、どんな恐竜のどこの部位の骨かをまず同定しなければならない。しかも、場合によっては先例が全くなかったりもする。研究者にはその方がうれしいだろうが、素人にはそもそもそれが恐竜の骨であることさえ見分けが難しい。2024/11/03
calaf
9
正確(?)には古脊椎動物学とか言うらしいのですが、要するに化石の骨等を元に、恐竜の体を推定復元することを研究している人らしい...考えてみれば確かに、骨(しかも完全なものはあまりない)しかないので、いろいろと傍証を重ねていくしかないみたいです。そして骨学が基本。。。骨の名前、分かっているようでいて分かっていなかったかも (^_^;;;2014/08/22
gachin
3
仕事の都合上再読したけど、未だにたくさんポストイットが貼れる。読みやすいけど、かなり大事なことが書いてあるし、ガチサイエンスへの入り口へも繋がっている。古い本だが類書はまだない。/ ポールはバッカーの弟子だったのか。マークハレットは隻腕だったのか。2021/07/11
takao
0
恐竜復元の考え方2017/03/12
あかさたな
0
602012/03/04