出版社内容情報
地球の近くには,火星と木星の間の小惑星帯から多数の小惑星が飛来している.これらの小惑星に残された原始太陽系の痕跡を手がかりに,冥王星の向こうの謎の天体とは何か,惑星はなぜ9つかなど,太陽系生成の秘密をさぐる.
内容説明
1992年暮れ、島根県の民家に落下した隕石は、どうやら火星と木星の間にある小惑星帯からやってきたらしい。6500万年前の恐竜の絶滅も、小惑星が地球に衝突したためだという。これらの小惑星は原始太陽系の生き残りであり、資料の宝庫である。この魅力的な天体を手がかりに、冥王星の向こうの謎の天体とは何か、惑星はなぜ9つか、など、太陽系の誕生と進化の秘密をさぐっていく。
目次
プロローグ 流れ星を求めて
1 いまなぜ小惑星か
2 太陽系の起源と小惑星の誕生
3 フラクタルな粒子
4 惑星はなぜ九つしかないのか
5 冥王星の向こうには何があるのか
6 仲間はずれの小惑星
エピローグ 地球の運命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
10
1999JU3の名前の公募はH27.8.31が〆切。はやぶさ2の打ち上げを見た時に具体的なイメージがあるけれど、ふと図書館で手に取った一冊。1994年1月発行。流星群の導入から入るので楽しい。2116年ペルセウス座流星群の母彗星!ロゼッタストーンへの希求する想い。フラクタル次元。まだ冥王星が惑星扱いの記述に少し萌える♪冥王星が海王星の内側の時期。あとがきのサンプルリターンの計画は、はやぶさかな?2015/08/30
takao
2
ふむ2020/08/17
牛タン
0
94年の本だけど、すでにこの当時から小惑星への関心が高まっており、NASDAでも小惑星でのサンプル採取の計画が練られていたらしい。本の内容は:地球に降ってくるダストや隕石の話からそれらの起源と思われる小惑星、彗星、微惑星の話。さらに太陽系の形成そのものについても言及されている。面白かったが、いまいち話のまとまりがない印象を受けた2013/01/13




