当事者研究―等身大の“わたし”の発見と回復

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当事者研究―等身大の“わたし”の発見と回復

  • 熊谷 晋一郎【著】
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  • 岩波書店(2020/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000063371
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0047

出版社内容情報

当事者研究とは、自分と似た仲間との共同研究を通じて、等身大の〈わたし〉を発見すること、そんな自分を受け容れるものへと社会を変化させることを通じて、回復へと導く実践である。当事者研究の誕生の背景と方法論を紹介し、自閉スペクトラム症研究を例に、知識や支援法の共同創造が始まりつつある現状を報告する。

内容説明

当事者研究とは、自分と似た仲間との共同研究を通じて、等身大の“わたし”を発見すること、そして、そんな自分を受け容れるものへと社会を変化させることを通じて、回復へと導く実践である。当事者研究の誕生の背景と方法論を紹介し、自閉スペクトラム症研究を例として、知識や支援法の共同創造が始まりつつある現状を報告する。

目次

第1章 当事者研究の誕生
第2章 回復の再定義―回復とは発見である
第3章 当事者研究の方法
第4章 発見―知識の共同創造
第5章 回復と運動
終章 当事者研究は常に生まれ続け、皆にひらかれている

著者等紹介

熊谷晋一郎[クマガイシンイチロウ]
1977年生まれ。新生児仮死の後遺症で脳性まひになる。高校までリハビリ漬けの生活を送り、歩行至上主義のリハビリに違和感を覚える。中学1年時より電動車椅子ユーザーとなる。高校時代に身体障害者の先輩との出会いを通じて自立生活運動の理念と実践について学び、背中を押されて大学時代より一人暮らしを始める。大学時代に出会った同世代の聴覚障害学生の運動に深く共鳴する。「見えやすい障害」をもつ自分への「排除型差別」とは異なる、「見えにくい障害」に対する「同化型差別」の根深さを知る。東京大学医学部医学科卒業後、千葉西総合病院小児科、埼玉医科大学病院小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医。東京大学バリアフリー支援室長。専門は小児科学、当事者研究。主な著作に、『リハビリの夜』(医学書院、第9回新潮ドキュメント賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネギっ子gen

50
自閉スペクトラム症研究を例に、べてるの家発のユニークな“自分助け”の技法である「当事者研究」の最新動向と、多分野の研究者との協働によって、知識や支援法の共同創造が始まりつつある現状を報告。注と参考文献に、索引。<当事者研究は、自分と似た仲間との共同研究を通じて、等身大の〈わたし〉を発見すること、そして、そんな自分を受け容れるものへと社会を変化させることを通じて、回復へと導く実践/世界にたった一人の自分の〈個性〉を探求し、その知識を踏まえて世界をより住みよいものに変えていこうとする取り組みに他ならない>。⇒2022/11/04

またの名

7
マイノリティの当事者グループが集まってもそこから外れる理解されない周縁の人々が生じ、周縁が集まると更にそこから外れる周縁が発生するゆえにこそ必要になるという、当事者研究。何か苦労の当事者になれば周囲の人と相談したり先行事例を調べて研究している当然の対処法が、世間のカテゴリで表現されてないトラウマや経験を抱える少数派には使えないので、誰も利用者から除外されない言葉のユニバーサルデザインを実現するかのように当事者研究が発展したと議論。専門家も多数派もコミュニケーションを阻む妄想に陥り易い当事者とまで言い切る。2021/05/23

Haruki

3
2001年に精神障害グループの治療法として始まった日本独自の取組みに端を発し、発達障害や依存症グループへも広がる。医学モデル→社会モデルを包括し、少数派の予測誤差の大きさ(生得的ショウガイ+多数派との差異:障害)を、少数派が集まり、公開して更新することで固有性を保ちつつ共通性を見出すことで、誤差低減=自己の物語の構築を目指す。エピソード記憶とそれらの部分抽象化である概念的自己のリンクを意識的に構築・維持する手段が当事者研究における回復とされ、身体感覚の想起や共通化によるパターン化、他者への帰属化をめざす。2023/10/15

Bevel

3
雑多なものを素朴に共存させる語り口が難しかった(哲学、神経科学、障害など)。スティグマのとこはうまくつながれる感じ。ローティのリベラルアイロニストなのねとか。謝辞がすごすぎる。2023/05/12

乱読家 護る会支持!

3
何度か当事者研究に参加し、僕自身も当事者として話題提供もし、僕が主催する勉強会でもファシリテーターをさせていただいた。 昨年、著書の講演会に参加し、ナラティブセラピーにも通じる、この窮屈な現代社会で自分らしく生き抜くための手法として、当事者研究の可能性を感じた。 現在、コロナ禍であり、各地で行われていた当事者研究のグループは、活動休止中のところが多い。 僕もいろいろと話題提供したいことがあり、一日も早く再開してほしい。2020/11/25

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