出版社内容情報
本書は,統計力学の数理的特性を明確に示し,その定式化をやさしく解説した入門書である.理論の急所がコンパクトにまとめられ,初学者でもその真髄にふれられる.「岩波講座応用数学」からの単行本化.
内容説明
統計力学の数理的特性を明確にするには、体積無限大の熱力学的極限の取扱いについて考えるのが重要である。本書は、その定式化の最前線につねに立ち続けた研究者が著した入門書である。理論の急所がコンパクトにかつ丁寧にまとめられ、初学者でもその真髄にふれることができる。「岩波講座 応用数学」からの単行本化。
目次
第1章 古典統計力学の一般論(概説;物理量と相関関数;平衡状態 ほか)
第2章 スピン格子系(エネルギー関数とポテンシャル;同値なポテンシャル;圧力関数 ほか)
第3章 相転移の存在・非存在(1次元系における平衡状態の一意性;高温の平衡状態の一意性;低温の平衡状態の非一意性―Ising模型の場合)
著者等紹介
荒木不二洋[アラキフジヒロ]
1932年生まれ。京都大学名誉教授。UAP学術賞(1990年)、朝日賞(1996年度)、ポアンカレ賞(2003年)受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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