内容説明
数理工学の精髄とも言える線形計画法。その大御所のもとに要領と打算だけで飛び込んだヒラノ青年を待ち受けていたものは?著者の実体験にもとづき線形計画法の開発にまつわる人物エピソードやその数学アイデアの勘所をみごとに紹介。数学も研究史もわかるユーモアと哀愁あふれる物語。恩師や同僚たちへの敬愛の念が伝わってくる。
目次
初めての線形計画法
ダンツィクの単体法
バイブル
線形計画法の父
ブラックホール
ノーベル経済学賞
ディキン=カーマーカー法
内点法革命
カーマーカー特許裁判
五〇年目の線形計画法
素敵な発掘道具
魔法使い
巨星墜つ
最適化の時代
著者等紹介
今野浩[コンノヒロシ]
1940年生まれ。東京大学工学部応用物理学科卒業。スタンフォード大学OR学科博士課程修了。Ph.D.、工学博士。筑波大学助教授、東京工業大学教授、中央大学教授を歴任。日本OR学会会長を務める。現在は、工学部およびエンジニアの実態を一般の人に紹介する“工学部の語り部”(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
数理工学の精髄とも言える線形計画法。その大御所のもとに要領と打算だけで飛び込んだヒラノ青年を待ち受けていたものは? 著者の実体験にもとづき線形計画法の開発にまつわる人物エピソードやその数学アイデアの勘所をみごとに紹介。数学も研究史もわかるユーモアと哀愁あふれる物語。恩師や仲間への敬愛の念が伝わってくる。