出版社内容情報
微分多様体の位相不変な性質を研究する数学が微分位相幾何学である.本書は,微分多様体の定義から,高次元ポアンカレ予想問題,さらに特性類,同境理論,エキゾチック球面などを解説する.
内容説明
多様体の概念は、位相幾何学によってはじめて大域的研究が可能になる。とくに微分多様体の位相不変な性質を研究する数学が微分位相幾何学である。本書は、微分多様体の定義から、高次元ポアンカレ予想の問題、さらに特性類、同境理論などを解説する。岩波講座「基礎数学」所収のものに新たに問題の解答をつけ、単行本として刊行した。
目次
Cr多様体
接空間とベクトル・バンドル
アイソトピー
近似定理
C∞多様体のハンドル分解
C∞多様体のホモロジー
h同境定理
特性類
同境理論
エキゾチック球面
いくつかのトピック