出版社内容情報
21世紀には食料やエネルギーが効率的に生産できる.自給自足の数千人単位のコミュニティが建設され,国家も核戦争の脅威もない.バイオテクノロジーの成果を広く解説し人類の未来についてユニークな考えを提起する.
内容説明
核戦争・核の冬という人類の絶望の未来に、バイオテクノロジーの成果によって、今また希望の光がさし始めている。21世紀には新しいバイオ技術のおかげで、限られた面積と資源で食料やエネルギーの生産が可能である。そこでは自給自足の数千人単位のコミュニティが建設されている。もはや国家そのものもなく,核戦争の脅威は過去の話となった。バイオテクノロジーの成果を幅広く解説するとともに、人類の未来についてユニークな考えを提起する。
目次
1 革命前(バイオテクノロジーとグリーンマシン;豊かさの代償;供給過剰の制度化;農業レファイナリー)
2 光のパワー(生命の秘密;培養革命;植物育種者が目ざすもの;自家栄養作物と農場;強化動物;強力な微生物たち)
3 暗闇のパワー(科学をやめるべきか;国家国家の興亡;しっぺ返し;西側の頭蓋骨の下で)
あとがき 「冬農場」の物語
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- 和書
- カディスの赤い星