出版社内容情報
わが国超伝導研究の第一人者が,カメリン・オネスによる発見からBCS理論の建設を経て高温超伝導にいたる,20世紀物理学の輝かしい歩みを描く.バーディーンをはじめとする物理学者たちの息遣いが伝わってくる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
死の舞踏
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友人との議論のため再読。フローリッヒ、ボーム&パインズ、ギンツブルグ&ランダウなどBCSに至る研究を当時の問題意識を持って読んでみることにした。それにしてもクローニッヒさんは何から格子状の電子なんて発想したのだろう??2014/02/24
死の舞踏
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量子統計力学の色んな模型を学んだ後に、頭を整理するのに良いかも。模型の生い立ちが分かると、計算にイメージがつく。ちゃんと手を動かして勉強した後にもう一度読もう。超流動、超伝導には名だたる人が挑戦していたことを始めて知った。2013/02/14
Steppenwolf
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20年以上前に読んだ本を記録するのも気が引ける。本書の内容はある程度知っていたのであまり感激した思い出はない。著者は,極低温における物理現象の理論家として高名な先生であった。これは酸化物高温超伝導体発見の興奮冷めやらぬ中書かれた本であろう。著者は既に故人となられており,新しい見解を追加されることもない。教え子の方々も既に退職されている。本書を再読する意味はなかろうと思う。1995/06/19
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