出版社内容情報
プレート・テクトニクスの発展の跡をたどりながら,地球科学の基礎をわかりやすく解説する入門書.地球観が大きく変わってきた経緯をいきいきと再現しつつ,地球科学の基本的な考え方から日本列島の形成までを説く.
内容説明
プレート・テクトニクスの発展の跡をたどりながら、地球科学の基礎をわかりやすく紹介する。地球科学はプレート・テクトニクスの成立によって面目を一新し、地球を対象としてきたそれまでの各分野が渾然と融け合って一つの学問体系となった。本書はその発展の経緯を生きいきと再現しつつ、地球科学の基礎理論をていねいに解説する。予備知識をもたない大学教養レベルの読者が、地球科学にふれ、統一的な“地球像”をもつための絶好の入門書。
目次
大陸移動説
放射性元素と地球の年齢
地震波の伝播と地球の内部構造
古地磁気学と大陸移動説の復活
海洋観測
マントル対流と海洋底拡大説
地球磁場の逆転
残留磁化とヴァイン‐マシューズ理論
トランスフォーム断層と地震
プレート・テクトニクス
球面上の幾何学と3重会合点
プレートの実体とその成長
ホットスポットとプレート運動の原動力
プレートの収束境界と造山運動
沈み込み帯としての日本列島
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